iPhone 12の画面浮き・タッチ不能、原因はバッテリー?堺東で根本解決

【iPhone 12 バッテリー膨張 堺東】内部からの破壊!画面浮き・表示不良・タッチ不能、全ての元凶は…

2025年10月3日、金曜日の夜。 一週間の仕事や勉強を終え、「花金」の開放感に包まれるこの時間。これから友人との食事に出かけたり、週末の計画を立てたりと、スマートフォンが最も輝く瞬間です。しかし、もしその大切なパートナーが、あなたの目の前で、自らの力で”自己破壊”を始めたとしたら…?

こんばんは。皆様の楽しい週末をあらゆるスマホトラブルからお守りする、南海堺東駅西口から徒歩1分のiPhone修理専門店「アイドリーム堺東店」です。

今回は、落下などの外部からの衝撃ではなく、iPhoneの”内部”から発生した異常が、画面を破壊し、全ての機能を停止させてしまったという、非常に危険な修理事例をご紹介します。これは、バッテリーが発する最悪のSOSサインを見逃してはいけない、という私たちからの緊急警告です。

内側から崩壊するiPhone 12

「何もしていないのに、画面が浮き上がってきて、表示がおかしくなって、ついに触れなくなってしまったんです…」
金曜の夜、駆け込んできたお客様の手には、異様な姿のiPhone 12が握られていました。

【修理前の状態】

  • 機種: iPhone 12
  • 症状1(バッテリー膨張): バッテリーが内部で風船のように膨らみ、画面パネル全体を内側から押し上げ、本体との間に隙間ができている。
  • 症状2(液晶破損): 膨張の圧力により、ディスプレイが破損。画面には無数の線が入り、ほとんど何も見えない。
  • 症状3(タッチ不良): 同じく圧力により、タッチセンサーも破損。全くタッチ操作が効かない。

これは、単なる画面故障ではありません。iPhoneの生命線であるバッテリーが”爆弾”と化し、内部からディスプレイという最も繊細なパーツを破壊した、複合的かつ重篤な故障です。

画面が浮き上がってくるという症状は、バッテリーが発する危険信号の中でも、最終段階に近いものです。この状態を放置することは、以下のような更なるリスクを呼び込みます。

  • 発火・爆発の危険性: 膨張したバッテリーは非常に不安定です。もし内部でショートが起きたり、隙間から侵入した水分に触れたりすれば、発煙や発火、最悪の場合は小規模な爆発に至る可能性があり、極めて危険です。
  • 基板(ロジックボード)の破損: 膨張の圧力が、iPhoneの”脳”である基板にまで及べば、湾曲や破損を引き起こし、二度と電源が入らない”文鎮”と化してしまう可能性があります。
  • 完全な防水・防塵性能の喪失: できた隙間から、ホコリや湿気がいとも簡単に侵入し、他の正常なパーツまでをも蝕んでいきます。

お客様は、まさに危険な状態のデバイスを手に、週末を迎えようとしていたのです。

全ての元凶。なぜバッテリーは膨張するのか?

iPhoneに使われているリチウムイオンバッテリーは、充放電を繰り返すことで経年劣化します。その過程で、バッテリー内部の電解液が化学反応を起こし、ガスを発生させることがあります。通常、このガスは少量ですが、劣化が著しく進んだり、何らかの異常があったりすると、ガスが過剰に発生し、バッテリーを風船のように膨らませてしまうのです。

今回のiPhone 12は、発売から約5年。バッテリーが寿命を迎え、このような危険な症状を引き起こすには十分な時間が経過していました。

1時間で完了する、緊急オペレーション

この修理は、もはや単なる部品交換ではありません。危険物(膨張バッテリー)を安全に処理し、それによって破壊された部品(ディスプレイ)を修復する、二段階の緊急オペレーションです。

第1段階:危険物の除去

まず最優先されるのは、膨張したバッテリーを安全に取り外すことです。分解作業には細心の注意を払います。パネルが浮き上がっているため、通常よりも開封は容易ですが、内部でどのケーブルがどの程度突っ張っているか予測がつきません。道具を差し込む角度や力加減を誤れば、他の部品を傷つけたり、最悪の場合はバッテリーに穴を開けて発火させてしまったりするリスクがあります。
私たちは、ミリ単位の精度で安全なスペースを確保し、ピンセットなどでバッテリーを傷つけないよう、慎重に、しかし速やかに”爆弾”を撤去します。

第2段階:破壊された部品の交換

安全が確保されたところで、次に、バッテリーによって破壊されてしまったディスプレイパネルの交換に取り掛かります。Face ID(顔認証)の機能を維持するため、元の画面からフロントセンサー類を新しいパネルへと正確に移植。これは、修理後の利便性を左右する、非常に重要な工程です。

最終工程:組み立てと動作確認

新しいバッテリーと新しいディスプレイパネルを装着し、本体を組み立てます。この際、浮き上がっていたパネルを再びフレームにしっかりと固定するため、新しい防水・防塵シールを施工し、圧着作業も行います。
全ての組み立てが完了した後、電源を入れ、表示、タッチ、Face ID、そして新しいバッテリーの充電機能など、全ての動作が正常であることを徹底的に確認し、オペレーションは完了です。

その画面浮き、絶対に見過ごさないで

約1時間後。お客様のiPhone 12は、内なる脅威から解放され、再び美しく、安全な姿を取り戻しました。表示もタッチも完璧、そして新しいバッテリーのおかげでスタミナも万全です。

「ただ画面が壊れただけだと思ってました…。バッテリーがこんなに危ない状態だったなんて。週末の前に駆け込んで、本当によかったです」
お客様の安堵の表情が、私たちの迅速な対応の価値を物語っていました。

もし、あなたのiPhoneの画面が、少しでも浮き上がってきたと感じたら。
それは、単なる画面の不具合ではありません。バッテリーが発する、極めて危険なSOSサインです。
絶対に放置せず、充電するのもやめて、一刻も早く、私たちプロにご相談ください。

金曜の夜でも、週末でも、祝日でも。
南海堺東駅から徒歩1分の当店は、あなたの安全と、大切なiPhoneを守るために、いつでも扉を開いています。