【Switch修理 堺東】本体が熱い・膨らむ!熱暴走とバッテリー膨張をW交換で即日解決!

【Switch修理 堺東】本体が熱い・膨らむ!電源が落ちる原因と解決法

「iPhoneの修理屋さんですが、実はNintendo Switchの修理も得意としております!」

南海堺東駅の西口から徒歩1分。iPhone修理でおなじみの当店「アイドリーム堺東店」に、ある日、切実なご様子でお客様がご来店されました。お持ちいただいたのは、多くの方が夢中になるゲーム機、ニンテンドースイッチです。

「ゲームで盛り上がっていると、本体がすごく熱くなって急に電源が切れるんです。あと、気づいたら裏のカバーが膨らんできていて…」

「熱暴走」と「本体の膨らみ」。一見すると関連しているように思えるこの2つの症状ですが、プロの目で診断すると、そこにはスイッチが発する、それぞれ独立した、しかし非常に危険な2つのSOSサインが隠されていました。

この記事では、iPhone修理で培った精密機器の知識と技術を活かし、スイッチに潜む2つの”爆弾”をいかにして突き止め、安全に解決したか、その全貌をレポートします。

ご来店時のSwitchの状態:2つの時限爆弾を抱えた本体

お預かりしたニンテンドースイッチは、まさに満身創痍の状態でした。

  • 症状① 熱暴走による強制シャットダウン: ゲームなど高負荷の処理を行うと、本体の排気口付近が異常な熱を持ち、数十分で「プツン」と電源が落ちてしまう。
  • 症状② 本体の膨張: 本体を平らな机に置くと、背面カバーの中央が膨らんでいるためガタガタと安定しない。手で持つと、明らかに本体が丸みを帯びているのが分かる。

これらの症状は、どちらも放置すれば本体の寿命を縮めるだけでなく、最悪の場合、他の部品を巻き込む重大な故障や、安全上のリスクに繋がる、極めて危険なサインです。

【プロの故障診断】スイッチを蝕む2大トラブルの正体

当店の専門スタッフが、お客様からのヒアリングと本体の状態から、2つの故障原因を推測しました。

1.「熱暴走」の原因 → “沈黙した”冷却ファン

ニンテンドースイッチは、コンパクトなボディに高性能なプロセッサ(頭脳)を搭載しています。このプロセッサは、ゲームの処理中に多くの熱を発生させるため、内部には熱を外部に逃がすための「冷却ファン」「ヒートパイプ」が内蔵されています。ノートパソコンと同じような空冷システムです。

ゲーム中に電源が落ちる「熱暴走」は、この冷却システムが正常に機能していない証拠です。
ホコリの詰まりや経年劣化、落下時の衝撃などで冷却ファンが故障し回転しなくなると、プロセッサの熱が内部にこもり続けます。すると、CPUの温度は異常なレベルまで上昇し、内部パーツの焼損を防ぐための安全装置(サーマルシャットダウン)が作動。強制的に電源が切られてしまうのです。

つまり、熱暴走は「ファンが壊れていますよ!」という、スイッチからの悲鳴に他なりません。

2.「本体の膨らみ」の原因 → “危険な”バッテリー膨張

そして、より緊急性が高く、危険なのが本体の膨らみです。この原因は、ほぼ100%、内蔵されているリチウムイオンバッテリーの膨張です。

リチウムイオンバッテリーは、経年劣化や過充電・過放電、物理的な衝撃などにより、内部の電解質が化学反応を起こしてガスを発生させることがあります。このガスが内部に溜まり、バッテリーパックが風船のようにパンパンに膨らんでしまうのです。

バッテリー膨張を放置する絶大なリスク

  • 内部パーツの圧迫・破壊: 膨らんだバッテリーは、内部から液晶パネルやメイン基板を強力に圧迫します。これにより、液晶にシミや線が出たり、タッチ操作が効かなくなったり、最悪の場合は基板が歪んで電源が入らなくなるなど、二次的な故障を引き起こします。
  • 発火・破裂の危険性: 膨張してパンパンになったバッテリーは非常に不安定です。この状態でさらに衝撃が加わったり、無理に押し込もうとしたりすると、内部でショートが起き、発火や小規模な破裂に至る可能性があります。

「本体が膨らんできた」と感じたら、それはもはや修理を検討する段階ではなく、直ちに使用を中止し、専門家に相談すべき緊急事態なのです。

ニンテンドースイッチ 分解修理レポート【ファン&バッテリーW交換】

お客様に上記のリスクを丁寧にご説明し、分解して原因を確定させ、2つの部品を同時に交換するご提案をしました。iPhoneなどの精密なスマートフォン修理で培った技術は、スイッチのようなゲーム機の修理にも大いに活かされます。

Step 1. 分解と診断の確定 (15分)

背面カバーのネジを外し、開けてみると、診断通りの光景が広がっていました。

  • パンパンに膨れ上がり、今にも内部パーツを押しつぶしそうなバッテリー。
  • そして、分解を進めて冷却ファンに通電テストを行うと、全く回転する気配がない、沈黙したファン。

これで、2つの故障原因が確定しました。

Step 2. 危険なバッテリーの安全な取り外し (15分)

膨張したバッテリーの取り扱いは、修理プロセスの中で最も慎重さが求められます。バッテリーに穴を開けたり、過度な力を加えたりしないよう、専用のツールを使い、細心の注意を払いながら本体から剥がしていきます。

Step 3. 冷却システムのオーバーホール (15分)

次に、冷却ファンの交換です。ヒートパイプやシールド版といった周辺パーツを丁寧に取り外し、故障したファンを新しいものと交換します。この際、排気口やヒートシンクに溜まったホコリも、エアダスターや専用ブラシで徹底的にクリーニング。これにより、冷却効率を新品同様の状態に戻します。

Step 4. 新品バッテリーの装着と組み立て (15分)

クリーニングを終えた本体に、PSEマークを取得した高品質な新品バッテリーを装着します。その後、全てのパーツを元通りに組み上げ、背面カバーを閉じます。修理前にガタついていた本体が、平らな机にピタッと安定するようになりました。

Step 5. 最終動作確認

組み立て後、最終チェックを行います。

  • 電源を入れ、排気口からファンが回転する風が出ているか、異音はしないかを確認。
  • 高負荷がかかるゲームを15分ほど起動し続け、本体が異常に熱くならず、強制シャットダウンが起きないかをテスト。
  • 充電が正常に行えるか、各種ボタンやJoy-Conの接続は問題ないかも入念にチェックし、修理完了です。

静かで快適!安心してゲームに没頭できる日常へ

修理後、お客様に動作を確認していただくと、以前は轟音と高熱を発していたスイッチが、静かに、そして安定して動作していることに大変驚かれていました。

「すごい!全然熱くならないし、静かです!膨らみもなくなってスッキリしました。原因が2つもあって、しかもバッテリーがそんなに危ない状態だったとは…。iPhoneの修理屋さんでスイッチも直してもらえるなんて知らなかったので、本当に助かりました!」と、心からの感謝のお言葉をいただきました。

iPhone修理店がSwitchも救う!堺東のアイドリームへご相談を

アイドリーム堺東店は、iPhoneやAndroidスマートフォンの修理を主軸としながらも、ニンテンドースイッチやiPadなど、様々なデジタルデバイスの修理に対応しております。

「本体が熱い」「膨らんできた」「Joy-Conがおかしい」「ゲームが読み込めない」など、スイッチに関するお悩みがあれば、メーカー修理で時間がかかったり、データを初期化されたりする前に、ぜひ一度当店にご相談ください。

長年培ってきた精密機器修理のノウハウを活かし、お客様の大切なゲームデータを守りながら、迅速に問題を解決いたします。南海堺東駅から徒歩1分、まずはお気軽にお電話やウェブサイトからお問い合わせください。